水漏れはなぜ起こる？考えられる原因をわかりやすく解説

 

水漏れの原因は

予期せぬタイミングで起こる水漏れ。
蛇口の接続部分からじわじわ漏れるものもあれば、水が溢れ出て止まらなくなる水漏れもあります。

 

どのような水漏れでも、水は生活には不可欠なものであり、一刻も早く止めたいものです。水漏れが起きたときには、まず慌てずに対応するように心がけましょう。

 

水漏れの原因は、部品の破損や劣化など、さまざまなものがあり、原因によって対応も異なります。
今回は、水漏れの原因として多く考えられるものを解説し、できる対応について紹介します。

 

水漏れが起きたら

まず水漏れが起きたら、原因を探す前に被害を最小限に抑える対策が必要です。

 

特に水が溢れて止まらないという場合には、まずは溢れる水を止めることが先決です。水が溢れ続けると、家具が濡れて、予想以上に大きな被害が出てしまいます。

 

水が溢れて止まらないタイプの水漏れが起きたときには、止水栓を止めて、業者に連絡するようにしましょう。
止水栓を止めれば、溢れている水を止められます。

 

ただし、止水栓を止めると、建物全体の水が止まってしまうので注意しましょう。
賃貸物件では、管理会社や貸主に断りなく業者に依頼し修理をするとトラブルになる場合があります。

 

そのため、賃貸物件では管理会社や貸主への連絡を忘れないようにしましょう。

 

また蛇口からポタポタ水が落ちて止まらないときには、業者に修理を依頼するときに、ほかに同じような箇所がないか確認しておくことがおすすめです。

 

水漏れの原因

水漏れの原因は、水回りの場所によって異なります。
ここからは水漏れの原因として考えられるパターンを場所ごとに紹介します。

 

お風呂場

お風呂場で起こる水漏れの原因は、給水管やパッキン、蛇口やシャワーヘッドの劣化が多いです。また、それらを接合している部分のナットが緩み、接合部から水漏れが起こる場合もあります。

 

蛇口が閉まっているにも関わらず、水がぽたぽたと止まらない場合には、蛇口のパッキンの劣化や、パッキンの周りに水垢などが溜まっていることが原因の場合が多いです。

 

お風呂場で起きやすい水漏れには、発見しにくいという特徴があります。お風呂を使用するときは基本的にシャワーなどの水を使っており、周囲が濡れていることが多いため、水漏れに気づきにくいのです。

 

そのため、蛇口やシャワーヘッドなどから水分を拭き取ってから、水漏れがないか点検するようにしましょう。

 

キッチン

キッチンでは、給水管や蛇口、パッキンや、蛇口を接合している部分の劣化が原因となり、水漏れが起こる場合が多いです。
蛇口や接合部分からぽたぽたと水が落ちる程度の水漏れであれば、水漏れの箇所を特定しやすいでしょう。

 

しかし、キッチンもお風呂場と同じように水をよく使う場所であるため、水漏れの箇所を特定しにくい場合も少なくありません。
またキッチンでは、蛇口ではなく、排水や配管で水漏れが起こる場合もあります。

 

排水管や配管が劣化したり、接合が緩んだりすることで水漏れが起こるのです。排水管や配管で水漏れが起こると、自分で対応することは難しい場合がほとんどです。

 

洗面台

洗面台も、お風呂場やキッチンと同じように、パッキンの劣化や蛇口を接合している部分の劣化が原因となって水漏れが起こる場合が多いです。

 

また、石鹸カスや髪の毛が溜まり、排水や配管が詰まることが原因となって水漏れが起こる場合も少なくありません。ほかにも、洗面台のホースが劣化し水漏れが起こる場合もあります。

 

自分でできる対策は？

場所によって水漏れの原因は異なりますが、水漏れに気づきにくい場合もあります。では、自分でできる水漏れの対策はあるのでしょうか。

 

水漏れが起きても、じわじわ滲む程度であれば、防水テープを貼るなどして自分で対応できる場合もあります。しかし、注意しなければならないのは、自分でできる水漏れの対策は応急処置にしか過ぎないということです。

 

一時的に水漏れが止まったとしても、根本の破損は修復されていません。そのため、業者に修理の依頼が必要です。
パッキンの劣化などの場合では、パーツを購入して自分で交換することもできます。

 

しかし、この場合も同じように専門家による修理ではないため、完全に破損が修復していない可能性があります。

 

自分で対策を講じて一時的に水漏れが止まったとしても、完全に直ったわけではないので、必ず業者に修理や点検を依頼するようにしましょう。

 

定期的な点検やメンテナンス

ひとたび水漏れが起これば、床や家具が濡れる被害が出ないようにしなければなりません。被害を最小限に抑えて、修理を行う必要があります。

 

また水漏れが起きてからでは、修理のための費用が大きくかかる場合があります。

 

そのため、水漏れが起きていない状態のときに定期的な点検をして、劣化が生じている場合には早めに部品を交換するなどの対策を講じましょう。

 

水漏れが起きていないのに業者に依頼するのは、費用がかかり、敬遠する人も多くいます。しかし、定期的な点検や必要なメンテナンスを行うことが、最終的にかかる費用を抑えることに繋がります。

 

特に、排水や配管、給湯器などの場合には、修理に大きな費用が掛かったり、水が使えない期間が発生したりする場合があります。
不便な生活を避けるためにも、定期的な点検を欠かさないことが大切です。

 

まとめ

今回は水漏れが起きたときに考えられる原因について紹介しました。

 

水漏れが起きたら、慌てずにまず漏れている水を止めるようにしましょう。水漏れの箇所が特定できる場合は状況を確認しておくことも大切です。

 

水漏れが起こる原因は場所によって異なりますが、劣化や、接合部の緩みが原因の場合が多いです。
水漏れは自分で防水テープを貼って対策できる場合もあります。

 

しかし自分で行う対策は、あくまでも応急処置であり、根本的な修理ではありません。水漏れの原因を解消するためには、必ず専門の業者に依頼するようにしましょう。

 

専門の業者は、起きてしまった水漏れを修理するだけではありません。
定期的な点検やメンテナンスを行うと、水漏れを事前に防ぎ、大がかりな修理の費用や時間を抑えられます。

 

定期的な点検やメンテナンスを行い、水漏れを防いでみてはいかがでしょうか。