排水詰まりのベルクリーン

排水管洗浄はどれくらいの頻度で依頼すれば良い?場所の違いを解説

 

排水管の掃除は

いつの間にか汚れが溜まってしまう排水管。
日常的に水回りの掃除をこまめにしていても、なかなか排水管まで掃除を行き届かせることは難しいものです。

 

しかし、排水管は汚れが溜まって、詰まりが起きてしまうと、家全体の水回りが使えなくなるなどのトラブルに繋がります。
そこで、業者に排水管洗浄を依頼しようと考える人も多いのではないでしょうか。

 

詰まりが起きてから排水管洗浄を依頼したのでは、作業に多くの時間や費用がかかります。そのため、定期的に排水管洗浄を依頼する必要があります。

 

今回は、自分でできる排水管洗浄や業者に排水管洗浄を依頼するときに知っておきたいことについて紹介します。

 

水回りの場所によって日頃のお手入れの方法や頻度が異なったり、建物の構造によって排水管洗浄の頻度が異なったりします。あらかじめ詳しく知っておき、大きなトラブルを避けましょう。

 

場所によって異なる

水回りの構造や用途が異なるように、場所によって排水管洗浄の頻度や方法は異なります。

 

建物の土地や道路に埋められている排水管を自分で掃除することは、ほとんどの場合でできません。しかし、排水口や、排水口近くの排水管は自分で掃除できます。

 

ここではまず、キッチンと浴室の自分でできる排水管洗浄や汚れ対策を紹介します。

 

台所では

台所の排水口はほとんど毎日使うものでしょう。

 

料理や洗い物などの汚れや油、石鹸カスを流すことが多いため、汚れやすい排水管の一つです。また、生活に欠かせない場所でもあります。

 

特に、知らず知らずのうちに流してしまう油汚れや、それを落とすための石鹸カスは、排水管に汚れを溜めやすいです。
そのため、悪臭や詰まり、水が流れにくいなどの問題がない場合でも、排水口の掃除をこまめに行い、排水管洗浄を心がけましょう。

 

台所を使うたびに、排水口をきれいに掃除するというのは、手間がかかり難しいかもしれません。しかし、週に2回から3回程度の頻度で、排水口や排水口近くの排水管を掃除すると良いでしょう。

 

ポイント

週に2回から3回程度の頻度で行う掃除では、パイプクリーナーを使うと、手入れしやすいです。排水口の掃除を習慣化すれば、ひどい汚れはつきにくくなるため、強い成分のものでなくても、掃除が可能になります。

 

台所の排水口の掃除は、排水管に約50℃程度のお湯を流し、まずは固くなった汚れを落としやすくします。そして汚れを落としやすくした状態でパイプクリーナーを流し込むと、効率的に汚れを落とせます。

 

パイプクリーナーにはさまざまな種類があります。汚れの程度や掃除の頻度、台所の材質などによって、パイプクリーナーの種類を選ぶようにしましょう。

 

お風呂場

お風呂場も台所と同じように、毎日使う場所でしょう。
お風呂場では、石鹸カスだけではなく、皮脂汚れや髪の毛も排水管に流れてしまい、汚れが溜まりやすいです。

 

これらをそのまま排水管に流さず、排水口で止められれば、排水管の汚れを防げます。そのため、お風呂場の排水口は可能であれば都度掃除するようにしましょう。排水口に溜まる髪の毛を都度捨てるだけでも、排水管詰まりを防ぐ効果があります。

 

お風呂場の排水口掃除の頻度は、髪の毛などのゴミ処理は毎日行うことが望ましいです。排水口付近の排水管は、週に1回から2回程度掃除すると良いでしょう。

 

ポイント

お風呂場の排水口掃除には、重曹とクエン酸を混ぜたときに生じる泡を活用すると効果的です。強力と呼べるほどの洗浄力はないものの、泡が汚れを浮かせる効果があるため、石鹼カスや皮脂汚れを落としやすくなります。

 

排水口が全体的に覆われる程度の重曹をかけたら、上からクエン酸をかけます。そのあとでぬるま湯を少しずつ流すと、重曹とクエン酸が反応します。

 

約30分程度から約1時間程度放置し、お湯で泡を洗い流すときれいに掃除できます。

 

排水管洗浄が必要になる前兆

自分で掃除をできる排水口や排水管の範囲は限られています。
では、どのような状態になったとき、業者による排水管洗浄が必要なのでしょうか。

 

業者による排水管洗浄が必要な前兆は
・水の流れが悪い
・ゴボゴボと変な音がする
・排水口から悪臭がする
などが挙げられます。

 

これ以外にも、前回の排水管洗浄から期間が開いている場合には、不具合がなくても業者に排水管洗浄を依頼したほうが良いでしょう。

 

定期的に業者による排水管洗浄を依頼しよう

大きなトラブルがない場合でも、定期的な排水管洗浄を業者に依頼しましょう。
こまめに排水口や排水口付近の排水管の掃除をしていても、どうしても排水管の内部を掃除することはできません。

 

戸建て住宅と集合住宅では頻度などが異なります。

 

戸建て住宅

戸建て住宅では新築から約5年程度を目安に、排水管洗浄を行うようにしましょう。5年が経過したあとの排水管洗浄は、約3年に1度程度の頻度で排水管洗浄を行うことが望ましいです。

 

ただし、家族の人数やライフスタイル、水回りの使用頻度によって、排水管洗浄に適した時期は異なります。またトラブルがある場合には、この頻度に関係なく、排水管洗浄を行いましょう。

 

集合住宅では

集合住宅では、管理の一環として1年に1回程度の頻度で排水管洗浄が定期的に行われている場合が多いです。また管理会社や貸主が行う場合がほとんどであるため、個人が排水管洗浄を依頼することはあまりありません。

 

ただし、排水管に異常を感じた場合は、管理会社や貸主に連絡し、適切に排水管洗浄を行ってもらいましょう。

 

まとめ

毎日使う水回りの排水管は知らず知らずのうちに汚れが溜まるものですが、水回りを使わずに、また水回りを一切汚さずに生活するのは不可能です。

 

快適な暮らしや水回りのトラブルを避けるために、水回りはこまめに掃除しているという人も多いのではないでしょうか。しかしこまめに掃除していても家庭用の掃除では限界があり、また排水管内部の掃除はできません。

 

排水口や排水口付近の排水管の日常的な掃除に加えて、専門の業者による排水管洗浄を定期的に依頼しましょう。

 

排水管は詰まりなどのトラブルが起きてしまうと、暮らしが不便になり、大きな影響を及ぼします。そのため、トラブルが起きる前に排水管洗浄を行うことがポイントです。

 

水回りの場所や建物の構造によって、排水管洗浄の適切な頻度は異なります。適した頻度で排水管洗浄を依頼し、快適な暮らしを維持するようにしましょう。